昨日の夜中、はてなのトップページを見ていたら、はてな人力検索というのがありました。なんだろうと思って覗いてみると、質問があってユーザーがその質問に答えるコーナーなんですね。
質問はたくさんあるんですが、その中に「哲学の入門書を探しています」という質問がありました。その質問に答えてみました。
まったく考えないで答えたので、わりと自分がそう考えてるということを書いたと思います。
じゃあ、ブログに書いてることは、そう考えていないのか?
ブログは考えて書いている時もあるので、メッセージを伝えるためのレトリックも含まれます。しかし、瞬間的に書く場合は、思っていないことは書きようがないですし、レトリックは使いにくいものがあります。
哲学の入門書を探しています。
哲学にもいろいろな分野があるようで、どこから手をつけたらいいのかさっぱり分かりません。これを読めば哲学のイロハが分かるという一冊を教えてください。
ここに何人かの回答が載っています。僕が書いた解答も載っています。
僕の回答
むかし読まれたところでは田中美知太郎でしょうか。
そもそも哲学とは何かから入っていきます。
この本の「哲学とその根本問題」ではウィトゲンシュタインの
すべての哲学の問題は無意味であるという主張について
もギリシア哲学を専門とする立場から考えをつらつらと述べています。
プラトンを訳している藤沢令夫の著作も
ギリシア時代から哲学は何を問題にしているのかが分かりやすいです。ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (岩波新書 黄版 126)
- 作者: 藤澤令夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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こうした旧帝大系のアカデミックな哲学入門とは別に
いきなりフーコーぐらいから入るのもアリかも知れません。
- 作者: ポールストラザーン,Paul Strathern,浅見昇吾
- 出版社/メーカー: 青山出版社
- 発売日: 2002/02
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フーコーというひとりの生き方からギリシア哲学とは違う現代の哲学が見えてきます。
5分ぐらいで書いていますがわりとまじめに書いたのではないかと思います。
(この記事は10分で書かれました。)