日経平均は年末から約2000円下げたわけだが、個人的な感想としてはそれほど下がった気がしない。と、麻生大臣みたいな感想なんだけど、下り方が良くないのである。
沼だ。ズブズブと下がる底なし沼のようである。下り続けることは以前のエントリーで予想していたので、売っている人が多いだろうし、逆張りで無茶なリバウンドを取りに行った人は少ないのではないかと思う。
年明けから日経平均が下げ止まらない。どうしたいいのかっ! - 代替的大陸
このまま下り続けると実体経済にも影響を与えるので、政府としても何らかの対策を講じる必要がある。
その前に、この底がどこにあるのか、野良ブロガーとして見通しを述べてみたい。
相関関係は前後するが、図式的には、米の利上げで新興国から資金が流出して、中国や原油の実需が減り、中国の株価や原油市場の悪化が世界的な株安となっている。
そうした点を踏まえると、どのあたりに底があるのか見えてくる。
中国はオフショアで為替介入をしているぐらいなのであまり期待できないだろう。
日経底入れのためのポイント
1 アメリカの景気減速を待つ
アメリカやヨーロッパ以外のマーケットは黄信号、赤信号がともっているのだから、いずれアメリカにも影響を与えるであろう。アメリカも景気減速になれば新興国から資金流出も弱まるだろう。ISMなんか見るとかすかな気配も出ています。
2 原油が底を打つ
石油産出国が需要に合わせた減産をすれば、原油価格は上昇するだろう。もしくは、このチキンレースに終止符を打つような突発的な事態があるかもしれない。
3 FRBにお願いする
イエメンさんと副議長に、利上げの強度を緩めてもらえませんかとお願いする。各国がアメリカに頭を下げればいいんですね。リーマンショックの時、協力しましたやんか、何とかなりませんやろか。まあ、だけど難しいでしょうね。リーマンショックを乗り切りましたからね。バーナンキさんがヘリコプターベンなんて揶揄されながらも。
FRBは根性の入り方が違いますから、外野の意見を考慮する可能性は少ないです。
となると、1か2になります。舎弟になりますとか言えば、3も期待できるかもしれません。
NY、日経先物ともに現在上昇中。
リバウンドなのか、底を打ったのか見極めましょう。怪しければ見送るぐらいの方がいいでしょう。ネットの「釣り」と同様、相場にも「釣り」があります。
もう少し様子を見てみましょうか。