年頭から下落した日経平均株価が軟調である。更なる下落も予想されている。短期のリバウンドを狙ってエントリーしたロングボーダーも多そうである。
第1防衛ラインを分析する
気になる日経平均の防衛ラインであるが、まずはこの図を見てほしい。
2014年10月31日に日銀黒田氏が第2バズーカを打った終値が16413円。そして昨日の終値が16416円。ズバリ防衛ラインは16413円。これを下回ると、効果がなかったことがバレるので恥ずかしくなるのだ。何としてもこの株価を下回ることは避けたいと政府も日銀も思っているのではないだろうか。
ちなみに現在の日経平均株価をチェックしてみよう。
14時44分16180円。この防衛ラインを軽く下回っているではないか!
となると防衛ラインは、2014年10月31日の始値15817円かもしれない。
また、この防衛ラインをどんどん切り下げてくることには充分に注意したい。
第2防衛ラインを分析する
最終ディフェンスラインは、第1バズーカの日の株価ではないだろうか。
それは、2013年4月3日と4日。この2日間の始値12112円、終値12634円。
つまり、第2次防衛ラインが12634円。または12112円かもしれない。今年の後半までに景気が悪化すると、第1次防衛ラインと第2次防衛ラインの間のせめぎあいとなることも想定しておいた方が安全だろう。
しばらくは、14616円の第1防衛ラインをはさんだ展開となり、日銀が第1防衛ラインをあきらめると、第1防衛ラインと第2防衛ラインの間での攻防となるだろう。
もし、第2防衛ラインを割り込むような事態になれば、内閣支持率もかなり下がっているのではないかと思う。政府にはぜひとも第1防衛ラインを突破されることのないよう成長戦略を頑張って頂きたい。
ザラ場が引けました。終値16017円(398円安)。現在の時点では18000円台ミドルぐらいまで戻すのではないかと期待している。