新作は、成功か失敗か。駄作か傑作か凡作か。失望か希望か絶望か。見るべきか見ざるべきか。
イズ・ディス・スターウォーズ?
何か悪い夢をているような気分だ。朝イチの初回を見たせいかもしれない。理由は見た人にだけに分かるアレだろう。
それよりも途中から自分がブログに書いた予想エントリーがまったく外れたことにあせりはじめた。恥ずかしいことがたくさん書いてある。
ハードな運命。誰もが背負っている。
そんな運命になす術なく流されそうになる。しかし、おのれのハードな運命と粛然と向き合わなくてはならない。厳粛に自分と対決するのだ。そんな自分との闘いに勇気をくれた物語がある。
僕は運命を変えようと思う
うちに秘めた心の葛藤。暗黒と光の苦しい戦い。そんな心の葛藤がスペースファンタジーとして繰り広げられたのが「スター・ウォーズ」。新たな伝説が今はじまる。
まだあるよ!
いつも心に神話を
今という時代だから一見地味なんだけどジェダイマスターの予言とハードな運命に抗いつづけたルーク・スカイウォーカーという生き方に注目して欲しい。
今度の新作ではこの10年の生き方の指針となるようなヴィジュアルを目にすることができるだろう。そうしたヴィジュアルを心に留めて生きることがスター・ウォーズの価値なんだと思う。
May the Force be with you !(フォースと共にあれ)
あのエントリーを今すぐ削除したい。しかし今スマホに電源を入れるとドひんしゅくだろう。
スマホの青い光は隣のおじいさんがライトセーバーと勘違いしてショック死してしまうかもしれない。電源ONでライトセーバーの動作音がブオーンと唸りを上げるのだ。
(このサイトでスマホをライトセーバーに出来るよ。Lightsaber Escape)
よし、我慢しよう。最後まで見終わると、ブログに書いた予想記事は当たっていないものの完全にまとはずれというわけではなかった。*1
オレにそれを取れというのか。くわっ!
あのシーンが心に刻まれたことだろう。われわれはこの十字架を背負ってしばらく生きることぬなるのだろう。それというのはライトセーバー。EP7はそれぞれがライトセーバーを取るまでの物語。
見るべきか。見ざるべきか。
見るべきだ。
直視しなければならない。おのれの運命と向き合うのだ。これはスターウォーズ・ファン映画なのだ。そう自分に言い聞かせるのだ。
そして新しいファンにはまさにep7こそがスターウォーズになるのだ。スターウォーズということを抜きにしep7からはじまる普通の映画としてみると傑作なんですね。
キャラクターに自分を重ね合わせる
自分の人生を重ね合わせられる物語がこれまでは男子にだけ用意されてきた。今回は女子にも用意されている。
これから悪の道に踏みいろうとするキミはカイロレンだ。パシリを脱却し新しいステージでデビューを目論むキミはフィンだ。冒険と覚醒を待つ最強貧困女子はあなただ。そしてすべてから逃避するくたびれたおっさんのあなたはルークだ。
ルーカスのスター・ウォーズと違ってディズニーのスター・ウォーズはいろいろなキャラ設定がある。自分の人生をお気に入りのキャラに重ねてみよう。
ラスト5分の超現実
ラスト5分だけでも見る価値があった。むしろそれがすべてかもしれない。このラストで評価がぐぐぐっとあがった。とにかく監督のJJはエピソード4~6の主人公をリスペクトしすぎるほどにリスペクトしているのだ。このラスト5分がなければ、僕はおそらくダークサイドに堕ちてEP7を激しくディスっていただろう。
抽象的なことだけで30時間ぐらい語れそうですがネタバレしそうなのでやめておこう。つまり話題としてもコストパ最大限の映画なのである。自分への投資としてみるのもおすすめですね。
もう少ししたらネタバレを交えた感想を書きたいと思います。まだ公開されたばかりなのでちょっと早いですね。
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*1: むしろ当たっていた。新国立やユニクロを抜いて自分のブログ内でアクセス数1位になっているのが証明している。