2月16日ロンドンタイム、原油の増産凍結のニュースでリスクオフの調整が入った。
下落幅はしれているものの、リスクテイクの流れの腰を折るには充分な売りだった。
なぜポジション調整が入ったかというと、メディア的には、期待されていた減産には至らなかったということだ。
ただ、やはり一歩前進ということで、ニューヨークは222ドル高で終わっている。
個人的には良くわからないので、ニュースを整理してみたい。
まず、日経新聞。(0217-0634)
米国株、ダウ続伸し222ドル高 原油の増産凍結を好感、ハイテク高も支え :日本経済新聞
原油先物は反落したが、供給過剰問題への前向きな一歩というコメントを紹介。
次に、NHK。動画付き。(0217-0940)
減産には踏み込まなかったことを強調。比較的詳しく報道。
サウジ、ロシアの4カ国の合意で、他の産油国も同意しなければしないよという条件付き。17日には、イランで会議をするということだが、イランはそんなことはしないよと伝えている。イランが歩み寄れば、あや戻し。
サウジの石油相のコメントは「これから数か月かけて市場を安定化させ、改善するための最初のプロセスだ」ということのなので、これから数か月は原油価格は上下するということだと理解できる。
次は、ロイター。(0217-0820)
サウジ・ロシアなど4カ国、原油増産凍結で合意:識者こうみる | Reuters
市場関係者のコメントを紹介。
バークレイズはややネガティブ。
マッコーリーはニュートラル。7月までに通常の水準に戻るだろうとしている。
シティ・フューチャーズ。ネガティブ。凍結はジェスチャー。増産しているとの見通しを変えていないとのこと。この見た方が原油先物価格に反映しているのでしょう。
ゴールドマンはニュートラル。原油価格は在庫積み増しが止まらない限り安定せず、生産レベルでそれが起こるのは今年後半。
総じて、そんなに簡単に解決する問題ではないということですね。
毎日は、原油シェアのグラフがあるのでわかりやすい。
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