官房長官への鋭い質問で知られる東京新聞 望月記者の新書。
あの官房長官会見での一連の質問に到る経緯と動機はどのようなものだったのでしょうか。そして、ネットの反応も集めてみました。
まず、望月記者本人によるツイート
新著「新聞記者」を角川新書から出版☺️中学時代、フォトジャーナリスト吉田ルイ子氏の著書「南ア・アパルトヘイト共和国」に出逢い、記者を夢見てから現在に至るまでの四半世紀を綴っています。本を読み「私も一歩を踏み出せるかな❗️」と元気を持って頂けたら嬉しいです。詩織さんにも触れています pic.twitter.com/jE5Yqlkg0l
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2017年10月14日
望月記者が記者を目指した経緯や動機も語られています。
官房長官会見に到る動機とは
第3章から森友問題、第4章に詩織さんの件が語られます。そして、詩織さん、前川氏が社会的に抹殺されるのではという思いから「自分にできることは何か」と自問し、官房長官会見で質問をぶつけるに至った経緯が語られています。
だから、望月記者が詩織さんや前川氏が闘う姿勢とダブって見えるというのも自然なことなんだと思いました。
ネットの声
望月衣朔子記者の『新聞記者』を読んだ。やる気のなさそうな態度と口調で記者を指差す官房長官を相手に、あのように迫力ある質問を連続して浴びせかけることができる理由がよくわかった。それにしても今年の夏から内閣情報調査室や公安警察が望月さんのことをチェックし始めたらしい。恐ろしい社会だ。
— waterdale (@waterdale11) 2017年10月15日
全体を読み通すと、なぜあれほどの質問が出来るのかが、明らかになります。
望月衣塑子氏が新著「新聞記者」をを出版…「空気を読まず、出すぎる杭になる。私にできるのはわかるまで質問すること」https://t.co/avPktPCALE
— Share News Japan (@sharenewsjapan) 2017年10月15日
わかるまで質問することを信条としているため、何度も質問が行われるんですね。
気骨のある新聞記者だけをこれからは新聞記者と呼びたい。
— 青木正雄 (@ouendan10) 2017年10月15日
本の紹介、望月衣塑子著『新聞記者』(角川新書) 望月衣塑子記者は菅官房長官への質問で注目された記... https://t.co/Uii94b9NNN #blomaga
本当にその通りだと思いました。「立憲」とか「民主」にフォーカスが当たる状況で、ますます新聞記者の重要性は高まります。そうした時代背景において、望月記者の考えが分る本書が出版されたことの意味は大きいでしょう。
望月衣塑子『新聞記者』(角川新書)に悪意のこもったレビューが大量についている。この国の人たちは、ジャーナリストが闘うということが、とてもきらいなのだ。なんてひどい国なのでしょう!
— 小林拓矢 (@kobayashitakuya) 2017年10月16日
政権批判よりの書物へのアマゾン等のレビューには、誹謗、中傷等が多く書きこまれる傾向があると言います。
18日に発売される伊藤詩織さんの書物についても、同様の書き込みが予想されますので、望月記者や詩織さんの書物へは正当な評価のコメントが多く寄せられることが必要ではないかと思いました。
望月さんの「新聞記者」と詩織さんの「Black Box」は今最も読みたい2冊。暫く日本に帰国する予定はないので、今度訪比する友人にお願いするかなあ。
— Sumireko Tomita (@rekopekopako) 2017年10月15日
紀伊國屋さん、マニラにも来てください!少し値段高くても日本の本読めるなら買うっていう在比邦人たくさんいます!! https://t.co/h8agE8UGOf
確かに、今年出版された本で興味を持ったのは、望月記者と詩織さんが書いた2冊でした。
望月 衣塑子 (著)「新聞記者」
伊藤 詩織 (著)「Black Box」
スポンサーリンク
関連記事